1話・ただいまの夜と、夏の報告会
ただいまの夜
合宿から帰ってきた日の夜だった。
最強メンタル計画ちゃんは、ベッドの上に溶けるようにうつ伏せになっていた。
腕が重い。脚が重い。背中も重い。三週間分の疲れが、帰ってきた瞬間に体の中で全部主張し始めたみたいだった。荷物をなんとか片づけて、ノートを少し書いて、それからもう動けなくなった。
ノートは書いた。そこだけは譲らなかった。
無人島のこと。海の家のこと。キャンプファイアーのこと。覚えているうちに書いておきたいことが、三週間分あった。書き終えて、ペンを置いて、ベッドに倒れた。倒れてから、体が動かないことに気がついた。
順番を間違えた気もする。でも、ノートは書けた。
ドアが開く音がした。
「先輩、ただいまです! ……先輩?」
後輩ちゃんの声だった。
「ただいま」
顔を埋めたまま答えた。声が布団に吸われた。
「大丈夫ですか? 溶けてますよ」
「溶けてる」
「合宿、お疲れ様でした」
後輩ちゃんが近づいてくる気配がした。ベッドの端に、ちょこんと腰を下ろす。
「先輩、脚、揉みましょうか」
「……ん」
「動いていいですか?」
「いい」
後輩ちゃんの手が、ふくらはぎのあたりにそっと当たった。
痛い、ような、気持ちいい、ような。じわじわと、体の奥に残っていた何かが少しほぐれていく感じがした。
「先輩、痛くないですか?」
「ん」
「どっちですか」
「両方」
「それは……大丈夫ってことでいいですか」
「大丈夫」
もう少し、布団に溶けた。
手つきが、妙に上手だった。押す場所も、力の入れ方も、迷いがなかった。
「……上手」
「えへへ。実は、習ってきました」
「習った?」
「たづなさんに! 先輩が合宿から帰ってきたら絶対に疲れてると思って、教えてもらったんです。疲れた脚はこう、って」
最強メンタル計画ちゃんは、布団の中で少し考えた。
帰ってくる前から、準備されていた。
「……ありがと」
「どういたしまして、です! じゃあ、たづなさん直伝のやつ、いきますね」
「直伝の」
「ふくらはぎの、ここです」
ぐ、と押された。
「ふ……」
変な声が出た。
「効きましたか?!」
「……きいた」
「もう一回いきますね」
「……っ」
尻尾が、ぱた、と一度跳ねて、それきり布団の上に落ちた。
赤ペン先生が机から顔を上げた。
「今、変な声しなかった?」
「してない」
「尻尾、落ちてるよ」
「……休んでるだけ」
「尻尾が単独で?」
後輩ちゃんは構わず続けている。直伝のやつは、まだ何か所かあるらしかった。押されるたびに、体のどこかから力が抜けていった。抜けた力は、戻ってこなかった。
「先輩、次、足首いきますね」
「ん」
「いきます」
「んん……」
「効いてますね!」
「きいて、る……」
返事が、だんだん短くなっていった。
赤ペン先生が本を持ったまま、こちらを観察していた。
「溶け方、進んでるよ」
「いい」
「さっきまで固体だったのに」
「まだ、固体」
「言ってる間に耳が倒れた」
耳は、勝手に倒れた。本人の意思ではなかった。直そうとしたが、直す力がもうなかった。
「後輩ちゃんが、上手」
「ありがとうございます……!!」
後輩ちゃんの声が少し高くなった。
「たづなさん、言ってました。『ここを押すと、だいたいのウマ娘は戦意を失います』って」
「戦意」と赤ペン先生が言った。「マッサージの説明で出てくる言葉じゃないんだよね、それ」
「でも本当に失ってますね!」
「失ってるね。見たことない顔してる」
最強メンタル計画ちゃんは、何か言い返そうとした。言い返す内容は頭の中にあった。あったはずだった。口まで運ぶ途中で、どこかに落とした。
「……いい」
結局それだけ出た。
赤ペン先生が「もう布団と一体化してない?」と言った。
「……いい」
「よくないよ。境目どこ?」
後輩ちゃんがくすくす笑った。
赤ペン先生が本を読んでいた。
ページをめくりながら、ときどきこちらをちらっと見て、また本に目を戻す。
「帰ってすぐノート書くからだよ」
声に笑いが混じっていた。
「書きたかった」
「分かってるよ。でも体が先でしょ」
「ノートも書けた」
「それはすごいね」
すごいとは言っているが、呆れているのも伝わってくる。長年の付き合いだから分かる。
後輩ちゃんが「先輩って合宿中も書いてたんですか?」と聞いた。
「書いてた」
「何を書いてたんですか?」
「いろいろ」
「教えてください!」
「帰ってから」
「もう帰ってます!」
「……明日から」
赤ペン先生が「あんまり張り切らせないで」と言った。後輩ちゃんが「あ、すみません!」と言った。最強メンタル計画ちゃんは「別に、いい」とだけ言った。
後輩ちゃんが続ける。「合宿、楽しかったですか?」
「ん」
「良かったです。私、ずっと気になってたので」
「後輩ちゃんも、楽しかった?」
「はい! 先輩にいろいろ報告したいことがあります!」
「聞く」
「今ですか?!」
「今じゃなくていい。でも、聞きたい」
後輩ちゃんが、うれしそうに「はい!」と言った。
赤ペン先生が本から目を上げた。「報告会は元気になってからね」
「分かりました!」
マッサージを続けながら、後輩ちゃんが少しだけ夏の話をし始めた。プチ学祭のこと。たづなさんに呼び出されたこと。V5の相談をしたこと。詳しい話は報告会に取っておくと言いながら、見出しだけが次々に出てくる。
最強メンタル計画ちゃんは布団に顔を埋めたまま、ときどき「ん」とか「そう」とか「えらい」とか言いながら聞いていた。
赤ペン先生もときどき口を挟んだ。「それ、相談できたんだ」「へえ、先に止まれたんだ」。後輩ちゃんが「でも別の事故が起きました」と言うと、赤ペン先生が「やっぱりね」と言った。
最強メンタル計画ちゃんは「……なるほど」と言った。
布団の中で、少しだけ笑った気がした。
話している間に、窓の外が暗くなっていた。
後輩ちゃんがマッサージを続けている。一度終わりにしようとしたら、最強メンタル計画ちゃんが「もう少し」と言ったので、また続けた。
赤ペン先生が本を閉じた。「後輩ちゃん、そろそろ自分の部屋に戻る時間じゃない?」
「あと少しだけ!」
「いい」と最強メンタル計画ちゃんも言った。
「二人がそう言うなら」と赤ペン先生は言って、伸びをした。
しばらく、ゆっくりした時間が流れた。
後輩ちゃんが「来年の合宿、私も行けますよね」と聞いた。
「行ける」
「一緒に行けますか」
「……たぶん」
「たぶんじゃなくて、はいって言ってください」
「はい」
「やった!」
後輩ちゃんの声が明るかった。
赤ペン先生が小さく笑っていた。
最強メンタル計画ちゃんは、「ん」と答えた。
返事をしてから、少し間があった。
また「……ん」と言おうとした。でも、声が出なかった。
出なかったというより、出る前に、何かが落ちていった。
「先輩?」
後輩ちゃんの声が、少し遠くなった。
遠い、というより、静かになった。布団の中が、暖かかった。後輩ちゃんの手の重さが、まだ脚のあたりにある。赤ペン先生が本を閉じた音がした気がした。
それから、何も分からなくなった。
「先輩?」
返事がない。
後輩ちゃんは手を止めた。背中を見た。上下している。ゆっくり、均等に。
寝ている。
後輩ちゃんはしばらくそのまま見ていた。それから、小さく「おやすみなさい」と言った。
赤ペン先生の方を見た。赤ペン先生も見ていた。二人は目を合わせた。
どちらも、苦笑した。
「お疲れ様でした、先輩」と後輩ちゃんはもう一度、小さく言った。
返事はなかった。ゆっくりした寝息だけがあった。
赤ペン先生が立ち上がって、布団を肩まで掛け直した。後輩ちゃんが、音を立てないようにベッドから降りた。
「報告会、楽しみにしててもらえるの、うれしいです」と後輩ちゃんが小声で言った。
「うん。あの子、ほんとに聞きたがってたから」
「私、ちゃんと報告できるように、まとめておきます」
「まとめるんだ」
「夏の間のこと、全部メモしてあるので!」
赤ペン先生は一瞬、何かを思った。全部、という言葉に。でも今日のところは「ほどほどにね」とだけ言った。
後輩ちゃんが、そっとドアを閉めて出ていった。
部屋が静かになった。寝息だけが続いていた。
数日後
筋肉痛が引いた。
正確には、だいたい引いた。完全ではない。でも、普通に歩けるくらいにはなった。
最強メンタル計画ちゃんは、朝のランニングを終えて、水筒の水を飲んだ。秋の風が少し涼しかった。合宿のあの暑さが、もうずいぶん遠い気がした。
「動けるようになったね」
赤ペン先生が隣に来た。同じように水筒を開けて、一口飲む。
「動ける」
「初日、ひどかったもんね」
「ひどくなかった」
「ベッドと一体化してた」
「……少しだけ」
「少しじゃなかったよ」
赤ペン先生が笑った。それから、思い出したように聞いた。
「ノートも書いてる?」
「書いてる」
「そう」
赤ペン先生が、少し笑った。呆れているような、でも安心しているような、その両方が混ざった笑い方だった。
グラウンドの向こうで、朝練のウマ娘たちが走っていた。三週間ぶりに見る、いつもの朝だった。
「……合宿、行ってよかった」と最強メンタル計画ちゃんが言った。
「うん」
「でも、帰ってきたのも、いい」
「どっちも、でしょ」
「ん」
水筒をしまって、二人で寮へ歩いた。
夏の報告会
その日の放課後、後輩ちゃんが部屋に来た。
両手に、ノートを一冊抱えていた。表紙に「夏の報告」と書いてあった。丁寧な字だった。
「先輩、今日、報告会していいですか!」
「いい」
最強メンタル計画ちゃんは机の椅子を後輩ちゃんの方に向けた。赤ペン先生が「私はここにいるね」と言いながら、ベッドの端に座った。
後輩ちゃんが深呼吸した。「では、報告します」
「どうぞ」
「今年の夏、私がやったことを順番に話します。V5のこと、プチ学祭のこと、全部です」
「全部、聞く」
後輩ちゃんがノートを開いた。
「まず、最強引き継ぎ計画V5。ふわさら尻尾ケアクロスです」
話し始めた。
先輩たちが合宿に行っている間、ケアクロスを完成させたこと。配る前に、ちゃんとたづなさんに相談に行ったこと。
「相談した」
「はい! ちゃんと相談しました! 先輩に言われたこと、覚えてたので」
「えらい」
「ありがとうございます……!!」
たづなさんは内容を確認して、条件を付けた。使うのは本人。一人で使うこと。様子がおかしくなったらすぐ回収。
「条件、ぜんぶ書き出して、配るときに一緒に渡しました。説明もしました」
「ちゃんとしてる」
「一人目の子は、大丈夫でした。自分で使って、ふわさらになって、喜んでくれました。二人目の子も、大丈夫でした」
後輩ちゃんがページをめくった。めくる手が、少しゆっくりになった。
「三人目の子が……」
「ん」
「『自分でやるより、やってもらった方が気持ちよさそう』って言って。私も、そうかも、って思って。頼まれたから、やってあげたんです」
「そしたら?」
「すやぁ、になりました」
最強メンタル計画ちゃんは、静かに聞いていた。
「条件は、守ってた」
「守ってたんです。使ったのは本人の尻尾で、クロスもその子のでした。でも、『使うのは本人』っていうのは、道具のことだけじゃなくて……手も、だったんです」
「手も」
「はい。たづなさんが後で教えてくれました。尻尾は感情が出やすいから、人にやってもらうと、その、感情が……増えるって」
「それは、知らなかった」
「私も、そのとき初めて分かりました」
最強メンタル計画ちゃんは少し考えた。「……『使うのは本人』の意味を、その場で学んだ」
「はい。それで、たづなさんに報告して、クロスは『使用条件付き』のまま、配った分はそのままでいいことになりました。事故というか……平和な事故、でした。その子、起きたあと『もう一回』って言ってましたし」
「言いそう」
最強メンタル計画ちゃんがノートを開いた。何かを書き始めた。
赤ペン先生が、その手元を見た。
「そこはメモしていいけど、今後に使う発想には変換しないでね」
「分かってる」
「本当に?」
「……たぶん」
赤ペン先生の目が少し細くなった。「たぶん、は聞いてない」
「分かってる」
「よし」
後輩ちゃんが「先輩が学んでる……!」と言った。赤ペン先生が「人の失敗から学ぶのは良いことだよ。応用するのはまた別の話」と返した。
最強メンタル計画ちゃんは、ノートのページを見た。
書いたのは短い一行だった。
——相談しても、ぜんぶは防げない。
書いてから、少しの間、その行を見ていた。防げなかったのに、誰も傷ついていない。後輩ちゃんは条件を守って、それでも知らない場所から事故が来て、そして誰も後輩ちゃんを怒らなかった。
それは、悪くないことのような気がした。どこが悪くないのか、うまく言えなかったけれど。
「……プチ学祭は?」
「はい! 続きを話します!」
後輩ちゃんがページをめくった。
お化け屋敷の話だった。クラスで企画したこと。アイデアを出したこと。怖がらせるより「出たあとにほっとする」方が好きだと言ったら、それが採用されたこと。
「出口に、明るい部屋を作ったんです。お化け屋敷を出たら、あったかい色の電気がついてて、麦茶が置いてある部屋です」
「いい」
「いいですよね! でも、それで事故が起きました」
「出口で?」
「出口で詰まりました。出た人が、ほっとしすぎて動かなくなって。次の人が出てきても、前の人がまだ座ってて。最後は出口の部屋が満員になって、入口を止めることになりました」
赤ペン先生が額に手を当てた。「安心で詰まるんだ……」
「はい。怖い方は誰も詰まらなかったんですけど、安心の方で詰まりました」
「それは、わかる」と最強メンタル計画ちゃんが言った。
「わかるんだ」と赤ペン先生が言った。
「ほっとしたら、動きたくない」
「わかるけど、それを設備にしちゃだめなんだよ」
後輩ちゃんが「それで、たづなさんに呼ばれました」と続けた。
「最初は怒られると思いました」
「怒られなかった?」
「怒られませんでした! でも、確認がたくさんありました」
「どんな確認」
「お化け屋敷の演出に、先輩の過去の作品からヒントを得た部分があって、それがどこから来たものか確認されました」
赤ペン先生の手が止まった。「それは、どう答えたの?」
「正直に言いました! クラスメイトが教えてくれた話からヒントを得たって」
「それで?」
「たづなさんが『内容を確認させてください』って言いました。確認してもらったら『この部分は問題ありません。ただし次回は事前に相談してください』って言われました」
「ちゃんと通った」
「はい! でも事前相談のルールができました」
最強メンタル計画ちゃんが「えらい」と言った。
「何がですか?」
「全部」
後輩ちゃんが少し照れた顔をした。「先輩にそう言ってもらえると、うれしいです」
それから、報告は細かい話に移っていった。学園に残った夏の、小さい出来事。誰がどうしたとか、何がおいしかったとか。後輩ちゃんのノートには、そういうことまで書いてあった。
最強メンタル計画ちゃんは、ぜんぶ聞いた。
途中で一度だけ、「さみしくなかった?」と聞いた。
後輩ちゃんは、少し止まった。
「……最初の何日かは、さみしかったです。でも、ノートがあったので」
「ん」
「先輩のノート、何回も読みました。それで、私もやってみよう、って思えました。だから、さみしいのは、最初だけでした」
「そう」
「はい」
最強メンタル計画ちゃんは、それ以上は何も言わなかった。ただ、少しだけ、満足そうな顔をした。
赤ペン先生がベッドの端から「報告会、まだ続くの?」と聞いた。窓の外は、もう暗くなり始めていた。
「あと三ページです!」
「長い報告会だね」
「夏が長かったので!」
それもそうか、という顔を赤ペン先生がした。
報告会は、最後まで続いた。三ページぶん、きっちり。
終わったとき、後輩ちゃんが「以上です!」と言ってノートを閉じた。
「ん。いい夏だった」
「先輩の夏も、今度聞かせてください」
「いい。長いよ」
「長くていいです!」
赤ペン先生が「それは別の日にしよう。今日はもう遅いから」と言って、立ち上がった。
後輩ちゃんが帰っていって、部屋が静かになった。
最強メンタル計画ちゃんは、ノートをもう一度開いた。
——相談しても、ぜんぶは防げない。
その下に、もう一行、足した。
——でも、相談したから、だいじにならなかった。
ペンを置いた。
それで、今日は終わりだった。
トレセン学園スレ
【合宿帰還】おかえり最強メンタルちゃん【帰ってすぐノート書くな】
レス 1〜50
帰ってきた
おかえり!
状態は
帰ってすぐノート書いてた
やめろ
そうだと思ってた
そうだと思ってたよ
三週間分蓄積されてるからな
合宿中も書いてたんでしょ
書いてた
合宿中も書いてた+帰ってすぐ書いた=
言わないで
で今は筋肉痛でベッドに溶けてる
自業自得では
でも書きたかったんだよ本人は
それはそう
後輩ちゃんがマッサージしてるって聞いた
赤ペン先生じゃなくて?
後輩ちゃんがたづなさんにマッサージを習ってきたって
たづなさんに!?
合宿から帰ってくる先輩のためにあらかじめ
あらかじめ!?
帰ってくる前から準備してたってこと
良い後輩すぎる
しかもたづなさん直伝の「だいたいのウマ娘は戦意を失います」のツボ込みらしい
戦意を失うツボって何
なんでたづなさんがそんなの知ってるの
門限破りを捕まえる側の人だから
納得してしまった
そのまま報告会の途中で寝落ちしたって
報告会の途中で!?
マッサージされながら後輩ちゃんの話聞いてて気持ちよくなって落ちたって
幸せすぎる
後輩ちゃんが「おやすみなさい」って言ったらしい
かわいい
赤ペン先生と二人で苦笑いしたって
いつもの三人だね
ちなみに本番の報告会は後日やったらしい
本番
後輩ちゃん、夏の出来事を全部ノートにまとめてて、三ページ残しても全部報告したって
「夏の報告」ノート
かわいいが過ぎる
内容はV5の件とお化け屋敷の件でしょ
出口で詰まったやつ
安心で詰まった伝説のやつ
あれを「先輩」がどう聞いたかが問題なんだよ
「わかる」って言ったらしい
わかっちゃうのか
わかる側なんだよあの子は
V5の件もノートにメモしてたって
レス 51〜100
やめろ
赤ペン先生が「発想に変換しないでね」って釘刺したらしい
釘の刺し方が的確
返事は?
「……たぶん」
たぶん!!!!
「たぶんは聞いてない」って即返されたって
さすが
でもさ、夏の間ずっと思ってたけど
ん?
後輩ちゃんもちゃんと相談して、条件守って、それでも事故ったんだよな
言うな
相談は万能じゃないって今年の夏が証明してる
言うなって
でも誰も怪我してないし全員笑顔だったから
それがこのシリーズのいいところ
とにかくおかえり最強メンタルちゃん
ゆっくり休んで
三週間分のノートが明日から動き出す
やめろ
でも今夜は幸せそうに眠ってるから
それだけで十分
おやすみ最強メンタルちゃん