幕間:最強メンタル計画ちゃんって頭いいよね?のスレ(五感完全型・前夜)
掲示板:【考察】4DX・4DXスーパーデラックスは味覚抜きだったけど【五感完全複合型】
レス 1〜50
ふと思ったんだけどさ。
旧V6のスピカ4DXと、真V6の4DXスーパーデラックスって、複合型ではあったけど味覚は入ってなかったよね?
やめろ。
開幕で危険物の名前を出すな。
しかも味覚?
終わりです。
音、映像、匂い、触覚。
そこに味覚を足したらどうなるのか。
どうなるのか、じゃない。
どうして足そうとした。
考察スレだぞ。
実行スレではない。
考察だけなら安全。
その考察を誰かが読むかもしれないだろ。
誰かって誰だよ。
例の子。
このスレ落とせ。
今すぐ落とせ。
でも正直、理論上はあり得るよね。
ライブ体験中に、曲や演出に合わせたドリンクやキャンディを口に含むとか。
やめろって。
すでに食堂メニューで味覚方面の実績あるんだよなあ。
そこが一番怖い。
あの子、料理とドリンク普通にめちゃくちゃ上手いんだよね。
普通に、ではない。
限定メニュー化された。
行列できた。
オーナー監修まで入った。
つまり味覚単体でも強い。
それを4DXに混ぜる?
混ぜるな危険。
混ぜるな、の方向ではあってる。
GAZE OF HEAVENなら?
スピカきゅんがこう、静かな夜のライブ演出で
清涼感のあるミントっぽい何かを口に含んだら。
冷静さと感動が両立して余計に刺さる。
「澄んだ気持ちになる」と思ったところに
「頑張ってね」ボイスが来たら。
泣く。
NEXT FRONTIERなら?
炭酸強めのスポーツドリンク系。
熱いギター、疾走感、風、足元の振動。
飲んだ瞬間に脚が動く。
走り出す子が出る。
寮長に止められるやつ。
GIRLS' LEGEND Uなら?
泣く。
味覚関係ある?
ある。
懐かしい甘さとか入れたら終わる。
青春の味を出すな。
有馬記念の記憶が蘇る。
泣きながら気絶する。
うまぴょい伝説なら?
情報量過多で処理落ち。
味覚演出が一番予測できない。
甘い、しょっぱい、酸っぱい、炭酸、温度、食感。
全部ファンサになる可能性がある。
「五感完全複合型スピカ4DXスーパーデラックス・フルコース」
名前からして封印対象。
五感完全複合型の最大の問題は、
個別に耐えられた刺激が全部相乗効果を起こすこと。
掛け算になるんだよね。
音声単体:危険
映像単体:危険
匂い単体:危険
触覚単体:危険
味覚単体:たぶん危険
全部足したら?
危険。
語彙が消えた。
たぶん足し算じゃなくて、スピカきゅん係数が乗る。
何その係数。
刺激A × 刺激B × 刺激C × スピカきゅん。
最後の倍率が高すぎる。
理論上の最大出力を考えると、
五感全部が同じタイミングで「好き」「応援」「夢」「走る姿が綺麗」系の
文脈に集約されるのが最悪パターン。
専門家みたいな分析やめて。
最悪なのに、体験したいと思ってしまった。
出た。
レス 51〜100
正直、ちょっとだけなら。
「危険物だけど体験したい」
これを全員が思った時点でこのスレは終わりです。
そしてこういう話は、回り回ってなぜか例の子の耳に届く。
「みんなが望んでいる……!」
やめて。
「安全な範囲で……!」
やめてやめてやめて。
「たづなさんに相談します!」
たづなさああああああああん!!!!!
赤ペン先生呼んで!!!!!
オーナーも呼んで!!!!!
理事長を遠ざけて!!!!!
なお理事長はすでに廊下で匂いに気づいている。
終わった。
始まった。
始まるな。
※このスレは保存されました。
※なお例の子は現在、新しいノートを開いています。
── あの子は、頭がいいのか悪いのか ──
少し後の話になるが、同じ時期にもう一本スレが立った。
タイトルは「最強メンタル計画ちゃんって、頭いいよね?」。
開幕は、きわめてシンプルな問いかけだった。
「あの子、頭いいの?」
「……何をもって頭いいとするかによる」
「成果物だけ見たら?」
「天才。」
「過程は?」
「だから聞くな」
そこから先は、旧V1から真V8.1に至るまでの全実績を並べる形で議論が進んだ。
並べると、確かにすごい。
音声環境構築。VR演出設計。香料調合。料理レシピ開発(限定メニュー化済)。化粧品処方。映像技術。触覚デバイス。インナーイヤホン(用途はともかく技術的には高い)。彫金。鋳造。石留め。石のカット。
「専攻が多すぎる」
「しかも全部ちゃんとできてる」
「方向が全部変なだけで、スキルは本物」
ここで、あるひとりが核心に触れた。
「普通にやれば普通に天才なのに、目的がいつも斜め上なの、なんでなんだろうな」
「……スピカきゅんへの愛が、技術の進化速度を決めてるから」
「怖いことを言うな」
「でも当たってる」
「つまり、スピカきゅんが更新されるたびに、あの子の技術も更新される」
スレは、少し静かになった。
「それって、最強の動機じゃん」
「危なっかしいけどな」
「でも、誰かのために本気になれるって、それだけでちゃんと才能だと思う」
「危なくなければね」
「危なくなければ」
最後に、一番最初に問いを立てたひとりがまとめた。
「結論:あの子は頭がいい。方向がおかしいだけで。」
「方向がおかしいだけ、で片付けていいのかはわからないけど」
「今はまだ、たづなさんと赤ペン先生がいるからなんとかなってる」
「将来は?」
「将来もそのふたりが近くにいることを願う」
「そしていつか、あの子の作るものが、危なくない方向で誰かの背中を押したらいいなと思う」
スレは、それで閉じた。
なお。
例の子は現在、新しいノートに「五感完全型・味覚単体安全テスト計画(仮)」と書き始めたところだった。
赤ペン先生は、まだその字を見ていない。
たづなさんは、すでに廊下で足音を聞いていた。
理事長は、焼き菓子の匂いに引き寄せられて調理室の前に立っていた。
そして、件のスレは静かに沈んでいく。
次の大騒ぎが始まるまで、あと少しだった。